フジフィルム ファインピクスZ80について


FinepixZ80
屈折光学系スリムボディの廉価モデルが1400万画素級になった。

☆ジャンク度☆
無し
撮影可能


FinepixZ80 FinepixZ80
 レンズカバーが電源スライドスイッチになっている。 
 レンズは光学5倍ズームを登載。

FinepixZ80 FinepixZ80
 2010年発売時に1400万画素級とは凄い話だ。

FinepixZ80 FinepixZ80
 屈曲光学系にてスリムボディを実現。


FinepixZ80 FinepixZ80
 本カメラはハニカムCCDではないのだが、ナチュラルフォトを実現している。
 液晶ビュワーのシミが惜しい。

FinepixZ80
 上位機種がタッチパネルを採用する中、従来のボタン式操作系。
 拙僧にはこの方が好ましい。

FinepixZ80 FinepixZ80
 バッテリーは複数のメーカーで幅広く採用するNP−45。


 ミノルタがディマージュX(初代)で披露したのが屈曲光学系のスリムボディというスタイリングである。一時期はソニーやオリンパスも熱心だった屈曲光学系スリム機だが、今でも残っているのはタフネスボディ機くらいじゃないだろうか。もっとも、初めて屈曲光学系を採用したのはオリンパスのC−1シリーズの方が先らしい。屈曲光学系が徐々に姿を消していった理由はいくつかあるが、あまり広角化や大口径化が実現できないのと、屈曲光学系でなくてもスリムボディが実現できたことは大きいだろう。あちこち出っ張らない方が望ましいタフネスボディ機は、今でも屈曲光学系を採用している。
 本カメラは1200万画素級のファインピクスZ70の後裔機で、撮像素子は1400万画素級になった。発売登場時の2010年ではハイスペックだっただろう。もっとも、当時のファインピクスZシリーズは枝番が2桁が廉価機、3桁が上位機と位置付けており、上位機のファインピクスZ800EXRは1200万画素級だった。しかし、本カメラはフジフィルム伝統のハニカムCCDではなく、従来型の撮像素子を採用しており、画素数だけが至上でない事を物語っている。また、ファインピクスZ800EXRは操作系にタッチパネルを登載し、廉価シリーズの本カメラと差別化を図っている。拙僧はファインピクスZ800EXRも持っているが、タッチパネルの節度はイマイチで、あまり使い勝手がイイとは思わない。もっとも、拙僧はガラケー人間なのでスマートフォンが当たり前な方は大して苦にも思わないのかもしれないな。
 ライカ判換算で36〜180mmF4〜4.8の光学5倍ズームレンズを搭載する。手振れ補正機構付きだが、やっぱりちょっと暗いのが気になるな。その辺が屈曲光学系の限界なのだろう。起動はレンズバリアを兼ねたスライドスイッチで行う。起動は速いがレリーズボタン押下後のレスポンスはイマイチである。2010年のカメラとしたらもっさりとしたカメラだろう。もっとも、上位機種のファインピクスZ800EXRもキビキビしたカメラではない。この辺、例えばAFのレスポンスの遅さが屈曲光学系に原因するのかはよくわからない。起動が速いのは沈胴したレンズを伸長する従来型カメラに比べれば有利だろう。
 手振れ補正機構はあまり強力とは思えない。しかし、ISO感度を上げても画質の劣化は感じず、プログラムAEに頼るのではなくマニアルで積極的に感度をISO800辺りまで上げると日陰でもそこそこ安心して撮影出来る。但し、ラチュードは広くないらしく、ISO感度をオートなり低感度なりに設定し直さないと、晴天下では露光がオーバーになってしまう。なんだかポジフィルムみたいだ。手ブレを押さえる為にはボディをしっかりホールドする必要があるが、ボディが薄いうえにレンズが極端に端に寄っているので掴み辛いし指が写りこみやすい。この点は、この種のカメラの宿命である。

                ☆           ☆

 拙僧の個体は液晶ビュワーに黒いシミが現れている。これはそれ程マイナーなトラブルではなく、ちょいちょい報告したコンテンツを見る。素材をケチっているのだろうか。ちなみにファインピクスZ800EXRも電池蓋が壊れていて、フジフィルムのファインピクスZシリーズに対する姿勢を感じることができるな。
 本カメラはホールディングが良好なら悪いカメラではないが、そうなるとボディの引っ掛かりを作らなければで、折角の屈曲光学系が意味がなくなってしまう。
 屈曲光学系ボディが主流として生き残らなかったのも、この辺に理由がありそうだ。

 では、撮影結果(香嵐渓編)をご覧頂きたい。

(了:2015/11/20)

クラデジカメ系列メニューへ戻る
「意してプラカメ拾う者なし」へ戻る