フジフィルム ファインピクスZ300について


FinepixZ300

☆ジャンク度☆
無し
撮影可能


FinepixZ300 FinepixZ300
 液晶タッチパネルを採用して、素晴らしくスリムなボディ。

FinepixZ300 FinepixZ300
 一応、フジノンを冠したズームレンズを採用。

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 メニューの階層はそれほど不自然ではない。
 拙僧のような保守的な人間からすると、あまり好ましくないが。


FinepixZ300
 ボディ上部にはレリーズ、ズーミングレバーなど最小限のインターフェイスを残している。


FinepixZ300
 バッテリーは小型で幅広いメーカーが採用しているNP−45。

 フジフィルムの屈曲光学系スリム機の歴史は古く、2005年に発売したファインピクスZ1までさかのぼる。これはミノルタがディマージュX(初代)を投入してから3年後になるが、本カメラは登場時から500万画素級を奢っていた。当時のライバルはソニーのサイバーショットDSC−T1になるだろう。どちらが市場を圧倒したかは論を得ない。
 本カメラは屈曲光学系の利点であるスリムボディの一つの理想である。操作系がタッチパネルを兼ねた液晶ビュワーで行うようになった。なので背面にボタンやらレバーやらが全く無くて面一になっている。これはスリムも極めりだ。液晶ビュワーがタッチパネルを兼用しているのは古くは2002年に東芝がソラT30で実現しているが、これは節度も信頼性もイマイチで実用には難のある代物だった。本カメラに至ってはレスポンスもよく、誤操作も少ないスマートなインターフェイスデザインになっている。肝心なのはタッチパネルでフォーカスポイントを選択し、シャッターが切れることだ。この機能を搭載したのは本カメラが初、あるいはもっとも初期である。
 撮像素子は1000万画素級、それにライカ判換算で36〜180mmF3.9〜4.7の光学5倍ズームレンズを搭載する。この種のカメラとして広角側が物足りないのは致し方ないだろう。光学手ぶれ補正機構を搭載しているが、本カメラで満足に180mm相当の撮影ができるかは限定的だと思える。画質はそれほど切れていないが、本カメラのターゲットであるF層(女性層)にとっては、室内など暗くても食材やネイルアートがそれなりに写せて好評だったようだ。タッチパネルで操作するのはボタンの多いのを敬遠する女性層に一定の支持を受けたようだ。本カメラは顔検出機構を利用した「恋するタイマー」などという検出した顔の距離が縮まるとタイマーを開始する機能を搭載しているが、これは本当にデートで撮影するよりは女子会や女子旅で重宝すると思われる。ちなみにグループ撮影の「みんなでタイマー」も搭載し、これは検出する人物の人数の設定までできるそうだ。

                ☆           ☆
 正直言って本カメラは拙僧が使って楽しいカメラではない。案外、モデルポートレイト撮影で被写体の位置を変化させた場合に使えるかもしれないが、本カメラで撮影されるのはモデルさんにとっては名誉でない気がする。タッチパネルによるレリーズがモデルポートレイト撮影で効果的なのはEOS−M(初代)で立証している。
 もっとも、ネット検索では実際に女子が撮影しているコンテンツを散見できるので、フジフィルムのマーケティングは当たったという事なのだろう。

 では、撮影結果(香嵐渓紅葉編)をご覧頂きたい。

(了:2016/2/29)

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