フジフィルム ファインピクスS9000について

FinepixS9000

☆ジャンク度☆
無し
撮影可能


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 ライカ判換算で28〜300mmF2.8〜4.9の光学10.7倍ズームレンズを登載。
 このフードを付けた姿のカッコよさよ。

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 ズーミングは手動なので使い勝手良し。
 何でも自動にすればよいという物ではない。

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 レンズはこのくらい伸長する。


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 意外と少ないかもしれない900万画素級撮像素子。

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 そびえ立つフラッシュはいかにも効きそうだ。


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 電池室を兼ねたグリップは効果的。

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 バリアングル液晶ビュワーを登載。
 お金かかっています

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 フレンドリーなインターフェイス。
 記録媒体はxDピクチャーカードとコンパクトフラッシュの併用。

 かつてネオ一眼というジャンルが存在した。いや、今でも本カメラのコンセプトである「高倍率ズームレンズ+EVFカメラ」というジャンルは存在する。しかし、本カメラの存在感とカッコよさが「一眼レフデジカメ」から派生したと思わせるのに対し、現在のそれは「コンパクトデジカメ」に属するものだろう。もっとも、今やEVFすら省略したミレーレス一眼は当たり前だし、ニコン1シリーズやペンタックスQシリーズのように「コンパクトデジカメから派生したレンズ交換機」もあるから、本カメラの堂々とした風格などというのはメリットどころかデメリットだなあ。
 考慮しなければいけないのは、本カメラが登場したのが2005年8月なのだ。同時期のファインピクスだとファインピクスF10の時代である。デジタル一眼レフカメラだったらEOSキスデジNの時代で、これも当時としてはかなりお手頃な価格のデジタル一眼レフカメラだったが、それでもWズームキットで15万円くらいした。それに対し、本カメラはライカ判換算で28〜300mm相当の光学10.7倍ズームレンズに900万画素級撮像素子を組み合わせ、価格は6万円台の後半だった。当時のデジタル一眼レフカメラの撮像素子は600〜800万画素級だったし、まだライブビューなんて無かった(筈)だから背面の液晶ビュワーで撮影することはできなかった。本カメラは縦方向のみだがバリアングル液晶ビュワーだから柔軟な戦闘にも耐えうる。電源は運用しやすい単三型電池4本仕様。撮り回しがよく、打撃力はデジタル一眼レフカメラに準ずるから「巡洋戦艦」と言っていいんじゃないかな。ライバルはパナソニックのルミックスDMC−FZ30であり、拙僧は後裔機のルミックスDMC−FZ50を持っていたことがあるが、素晴らしい打撃力で半端なミラーレス一眼に安レンズなど駆逐するほどだった。
 本カメラとルミックスDMC−FZ50を比べると描写力ではルミックスに軍配が軍配が上がる。しかし、ルミックスの広角側はライカ判換算で35mmから始まる。それに対し、本カメラは28mmから始まるのだ。実戦での柔軟な対応からすれば抜群に本カメラの広角は効果的である。本カメラの若干甘い描写も誇張的なルミックスに比べてナチュラルで良いという見方もある。フジフィルムの撮像素子の魅力はライカブランドのような派手さとは別格だから、これはこれで魅力という気がする。拙僧はプリントしていないが、プリントするとより自然な発色が楽しめるそうだ。
                ☆           ☆
 今ではネオ一眼という艦種は存在しない。そもそも、ミラーレス一眼の登場で伝統的な一眼レフカメラのスタイリングもメインストリームの座が怪しくなっている。それでも背面の液晶ビュワーでは物足りないらしく、外付けのEVFは結構売れているようで、ペンデジにEVFをつけてアダプターを介してフイルム時代のMFレンズを使っている若い連中は少なくないようだ。こういうのは多分東アジアに特化した現象なんじゃないかなあ。フィルム時代もブリッジカメラと言われたレンズ一体型一眼レフは我が国では冷遇された。オリンパスのLシリーズとかチノンのスーパージェネシスとかである。しかし、海外では一定の評価を得ていたようで、東京の観光地などで海外旅行者が使っているのをよく見た。実際、海外で「高倍率ズーム+EVFカメラ」を見かける機会は多い。
 一式陸攻に撃沈されたレパルスのイメージが強いせいか、我が国では巡洋戦艦という艦種の評価は低い。しかし、相応のバトルフィールドでは活躍している事だろう。

 では、撮影結果(七夕祭り編)をご覧頂きたい。

(了:2015/2/5)

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