フジフィルム ファインピクスS8000fdについて


FinepixS8000fd
フジフィルムの錦のハニカム撮像素子ではなく、従来型撮像素子を採用した高倍率ズームEVF機

☆ジャンク度☆
不具合無し
撮影可能


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 ライカ判換算で36〜108mmF2.8〜F5.1の光学3倍ズームレンズ。
 微妙に広角寄りなフジノンである。

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 800万画素級だがハニカム撮像素子の採用は見送っている。


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 電池室を兼ねた効果的なグリップ。
 電源とズーミングレバーを配置。


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 オーソドックスな操作系が好ましい。


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 高くせり上がるフラッシュが効きそうだ。


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 見易い液晶ビュワー。

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 ファインピクス伝統のクローム(ポジ)モードを登載。


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 単三型電池4本で起動。


 ハイローミックスという考え方がある。高性能を突き詰めた大型機や最新機能を搭載した高価なモデルの大量配備は負担であり、ある程度性能は妥協して打撃力を主力機に準じる小型機や廉価バージョンを組み合わせて運用するものだ。戦闘機ならF−15とF−16の関係、戦車ならT−80とT−72が相当するだろう。カメラだと大型だが打撃力に強いルミックスDMC−FZ二桁シリーズと小型だが取り回しの良いルミックスDMC−FZ一桁シリーズが相当するだろうか。フジフィルムにも大型の高性能機であるファインピクスS9000が存在する。そのライカ判換算28mmから始まる高倍率ズームレンズの打撃力は素晴らしいものだが、いかんせんガタイが大きい。だからなのか、2007年の夏に小型で顔キレイナビを搭載した本カメラが登場する。
 レンズはライカ判換算で27〜486mm相当で800万画素級の撮像素子を組み合わせる。「すげーっ」って感じだな。しかし、撮像素子はフジフィルム独自の錦の剣であるハニカム撮像素子の搭載は見送り従来型の撮像素子を採用している。同時期に登場したファインピクスF50fdは1000万画素級のハニカム撮像素子と新型画像処理エンジンを搭載し、実質上のフラッグシップになっているのに。ちなみに、本カメラは仕様的にはオリンパスのキャメディアSP−560に近い。どうも、ベースは同じもので外注率が高い気がするのだが気のせいだろうか。価格は4万円台後半だったらしい。2007年なら妥当な線ではないだろうか。記録メディアはxDピクチャーカードに流石に無理を感じたらしく、SD/SDHCカードと併用になった。ちなみにオリンパスはxDピクチャーカードで頑張っているぞ。
              ☆              ☆
 今どき(2007年だけど)手で取り外すレンズキャップはオールドスタイルだが、拙僧は悪く思わない。自動レンズカバーはちょいちょい不具合を起こすのだ。グリップ部のスライドスイッチで電源ONとなる。起動時間は少し待たされる感じがするが、取り立てて欠点とは言えないだろう。液晶ビュワーは見易いが、拙僧のようなオールドタイマーはEVFを使うかノーファインダーである。EVFの見え具合は普通だな。
 強力なのは27mmの広角である。ノーファインダーの撮影では被写体が小さくなりすぎるので、少し望遠側に寄せたほどだ。これは室内撮影でも効果的だろう。本カメラの撮像素子はフジフィルム肝いりのハニカム撮像素子ではないが、フジフィルムの伝統として、ある低と暗いシーンでもそれなりに対応する。手部手補正機構と顔キレイナビだが、雲天下での速度戦でもそこそこスナップが撮れているので効いているのだろう。しかし、気を抜くとブレている。画像データを見るとシャッター速度が1/8以下になっていて、それはブレると言う物だ。フジフィルムのポリシーは積極的に感度を上げて手ブレを防ぐ方向性だったと思うのだが、どうしたのだろう。プログラムラインも外注なのだろうか。
 画像は概ね綺麗であり。しかし、やっぱりデジカメっぽさが否めない。ファインピクス9000に比べるとレンズもAFの精度もパワー不足を感じるが、それは致し方ないだろう。
              ☆              ☆
 本カメラの出来は満更でもない。しかし、どうも今一歩押しが足らない気がするな。スタイリングもフジフィルムの系列から外れており、やはり外注色を感じる。無論、悪い感じではない。4万円と聞くとちょっと高いが3000円くらいならお買い得ではないだろうか。

   では、撮影結果(雨乞い祭り編)をご覧頂きたい。

(了:2012/5/19)

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