フジフィルム ファインピクスF70EXRについて


FinepixF70EXR

☆ジャンク度☆
不具合無し
撮影可能


FinepixF70EXR FinepixF70EXR
 ライカ判換算で27〜270mF3.3〜5.6の光学10倍ズームレンズを登載。
 コンパクトカメラとしては絶大な打撃力である。

FinepixF70EXR FinepixF70EXR
 ボディはスリムで微妙にカーブを描いていて、穏やかなグリップを形成する。


FinepixF70EXR FinepixF70EXR
 操作系はオーソドックス。


FinepixF70EXR FinepixF70EXR
 フジフィルムの気骨を感じる「フィルムシミュレーション」モード。


FinepixF70EXR
 専用電池は他社でも多く採用したNP−50系。

 本カメラの登場は2009年の夏である。同年春には兄貴分のファインピクスF200EXRが登場している。比べると、本カメラの方が若干スリムで。フロントパネルのカービングがモダンなイメージを出しており、緩やかなグリップとしてホールディングも良好である。レンズはファインピクスF200EXRがライカ判換算で28〜140mmF3.3〜F5.1の光学5倍ズームレンズなのに対し、本カメラは27〜270mF3.3〜5.6の光学10倍ズームレンズと「スゲエや兄ちゃん」って感じだな。しかし、本カメラの方が上位のカメラというわけではない。同じスーパーCCDハニカムEXRという画期的な撮像素子を採用しながら、ファインピクスF200EXRよりも本カメラの方が小さな撮像素子を搭載しているのだ。それなら高倍率なズームレンズの設計も容易という事なのである。また、ファインピクスF200EXRが1200万画素級なのに対し、本カメラは1000万画素級である。もっとも、それで画質が顕著に異なるということはない。ユーザーとしては高倍率ズームレンズか大き目な撮像素子のどちらに拘るかということになる。
 本カメラの肝心は高倍率ズームレンズと撮像素子のスーパーCCDハニカムEXRであろう。拙僧もEXRはよくわからないのだが、ハニカム配列はフジフィルムのデジカメとしてはファインピクス4700Zから続く伝統的な手法で、通常のベイヤ―配列とはことなり蜂の巣のような撮像素子の配列が特徴である。それに「EXR」が付くのだが、カラーフィルターを斜め方向に配列することで偽色を減らし、広いダイナミクスレンジを確保できるとのことだ。理屈は分からないがそういう事だろう。「EXR」を冠したカメラは通常のオートモードの他にEXRオートモードを搭載し、明るい場所に適した解像度優先の「HR」、明暗差のある被写体に適したダイナミックレンジ優先の「DR」、暗い場所に適した高感度でも低ノイズの「SN」の3つからモードを自動的に選択する。勿論、各モードを任意で選択することも可能だ。
 感材メーカーの長であるフジフィルムらしく「フィルムシミュレーション」モードを搭載する。拙僧は使わなかったが、それらしい画像を写すのであろう。フジフィルムのデジカメは伝統的にナチュラルで顕著なシャープネスやビビットな発色と言ったデジカメっぽさを押さえる傾向にあったが、本カメラは並にデジカメと同様になった。この辺は並のデジカメが主流になり、フジフィルムのナチュラルな発色と抑え気味のエッジがユーザーにとって物足りなくなったのかもしれない。それでは嫌だという方の為に「フィルムシミュレーション」モードが存在するのだろう。拙僧は使わなかったけど。
              ☆              ☆
 本カメラには画像処理で背景をぼかす「ぼかしコントロール」 や「ぼかしコントロール」を搭載する。無論拙僧は使っていない。使ったら面白いのだろう。
 本カメラはバランスの良いカメラであり、フジフィルムの呪縛であったxDピクチャーカードから脱し、SDカードを使用するから運用も楽だ。特別な欠点は無いが、それ故に語る言葉も少ないのが残念である。いや、語る欠点など少ない方が良い。

   では、撮影結果(知立祭り編)を見て頂きたい。

(了:2015/3/21)

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