フジフィルム ファインピクスAV210について


FinepixA345
兎にも角にも、ひとまず1400万画素級なのだ。凄いなあ、フジフイルムの技術は。

☆ジャンク度☆
無し
撮影可能


FinepixA345 FinepixA345
 1400万画素級デジカメが200円。
 世界で日本だけの現象だろう。

FinepixA345 FinepixA345
 ひとまずフジノンの光学3倍ズームレンズを登載。
 単三型電池2本を格納するグリップはブランド名が擦り切れている。

FinepixA345 FinepixA345
 ペンタックスのオプティオE90にもよく似ているのだが、コンセプトが同じなので似たようなデザインになるのだろう。


FinepixA345 FinepixA345
 電池を収納する微妙なグリップラインが、案外、効果的なのだ。
 長押しの電源スイッチの操作性はそれなりだが、本カメラの特定な欠点ではない。

FinepixA345 FinepixA345
 ひとまずは大型液晶ビュワーを搭載する。晴天下の見え具合はマアマア。
 それなりに撮影モードを用意している。


FinepixA345
 とりあえず、ISO3200まで感度を上げることができる。

FinepixA345 FinepixA345
 操作系は常識的なモノ。

FinepixA345 FinepixA345
 単三型電池2本使用でそこそこ持つ。
 エネループを使用したので、実際にアルカリ電池でどの程度持つか分からないな。

 本カメラの登場は明確でないのだが、どうも2011年頃らしい。別のコンテンツには2012年ともある。廉価デジカメではよくあるストーリーなのだが、海外向けの廉価モデルに日本語OSを組み込んで、国内で安売りしたものらしい。海外というのは北米が主だろうが、東南アジアなども熱心だろうから、あちらでの需要もあるのだろう。そもそも、我が国のブランドを冠したかなりちゃんとしたカメラだって、マレーシアやインドネシアの工場で生産しているのだ。そちらの労働者の方々が、実際に買えるカメラが本カメラなのだろう。北米だって対して事情は変わらない。コスコ(コストコ)やウォルマートで、本カメラがビビターの安カメラの隣に吊るされていたのを容易に想像できる。もっとも、東南アジアの方々も北米の標準所得の連中も、まさか1400万画素級の本カメラが、型落ち中古とはいえ日本で200円で転がっているとは想像もつかないだろうな。2ドルって言ったら、ジャンクピザの1切れとジョルトコーラを買ったら終わりだ。拙僧がバンクーバー在住時代なら、貴重なニッケルはモルソンビールに替える。
                ☆           ☆
 本カメラの紹介は簡単にしたい。あまり掘り下げてもピンとこないカメラである。ルックスからフジフィルムA100の眷族だとすぐわかる。A100はファインピクス銘を与えられていないかが、本カメラは一応、ファインピクス銘を冠している。コンセプトは変わらず単三型電池2本を使用する廉価デジカメである。撮像素子は1400万画素級となり、ライカ判換算で32〜96mmF2.9〜5.2の光学3倍ズームレンズを組み合わせている。北米には「マッスルカ―」というジャンルがあり、平凡な安セダンにあまり賢くなさそうな5Lクラスのパワーソース(クライスラーのヘミなら最高だ)を換装し、タイヤの煙をまき散らしながら真っ直ぐ走るだけを運命づけられた改造車を見かける。もっとも、拙僧もそれが実際に幹線道を疾走しているのを見たことはない。でも、あまり所得層の高くないタウンの同じ場所に路駐しているのは毎日見た。実際に通勤や買い物に使うのは燃費の良いトヨタかホンダで、ワイフの機嫌の良い日を選び、午前中だけ稼働するのかもしれないな。
 本カメラをマッスルカーと比べるのは無理があるな。トヨタがカローラクラスのハッチバックに3.5LV6を組み合わせたブレイドというのがあるが、我が国ではあれに近いのかなあ。勿論、日本人が作る車だからOHVではなくてDOHCだが「FF」。ヘミが180馬力+αなのに対して、きっちり280馬力出るらしい。繰り返すが「FF」。それはそれですごそうでMRワゴンを潰したときの「反省車」として一瞬だけ候補に挙げたことがあった。実際にはユーノスロードスターNA8を選択したのだが、正解だろうな。NA8が「反省車」として適切かどうかはともかく。
                ☆           ☆
 やたら長くなってしまいそうなので切り上げよう。基本的には本カメラはファインピクスA303から始まるファインピクスの廉価シリーズの末裔である。ファインピクスAシリーズは、500万画素級のファインピクスA500辺りまではバランスのとれた実用機としてそこそこ使えるコンパクトデジカメだった。当時は専用リチウム電池も性能にばらつきがあって、キヤノンのIXYデジタル50が採用するNB−4Lとか、ミノルタのディマージュXシリーズが採用するNP−200とか、全く使い物にならないブツがあったから、単三型電池の安定性は一定の需要があった。もっとも、初期の単三型電池採用モデルは電池消耗が激しく、アルカリ電池では実用にならず、単三型の充電池で予備が必須だった。しかし、ペンタックスのオプティオE70あたりになると、本当に100円ショップのアルカリ電池で使えるようになった。本カメラもその点では安心できる
 しかし、カメラとしての基本性能は価格並みである。レスポンスもそれなりだし、電子式手振れ補正機構と言うのが、どの程度あてになるのか不明だ。フジノンを与えたレンズのパワーの出来については添付画像を見ていただきたい。光線状態に左右されるのが難点である。しかし、本カメラは新品の時でも6000円前後で2GBクラスのSDカードとセットで、福袋扱いで量販店に並んでいたのだ。拙僧なんてジャンクコーナーで200円で転がっていたのを拾ったのだ。過度な期待は筋違いだろう。
 系列的にはファインピクスAV100の後裔機になるのだろう。率直に言うと400万画素級のファインピクスA345の方が安定して使える。このクラスのデジカメで1400万画素級のデータを出力しても、ちょっと具合が悪いよな。しかし、400〜800万画素級時代のファインピクスはxDピクチャーカードなのだ。SDカードが使えるようになって、やっとファインピクスは正当な評価が可能となった。

 では、撮影結果(三河凧揚げ祭り編)を見て頂きたい。

(了:2014/1/15)

クラデジカメ系列メニューへ戻る
「意してプラカメ拾う者なし」へ戻る