フジフィルム ファインピクスA345について


FinepixA345

☆ジャンク度☆
無し
撮影可能


FinepixA345 FinepixA345
 400万画素級で全く不足を感じないな。

FinepixA345 FinepixA345
 無銘のレンズはフジノンではあるらしい。
 ブランド名は擦り切れているが、そもそも「EBC」とかの枕詞は無いようだ。

FinepixA345 FinepixA345
 パワーショットAシリーズがキヤノンの良心が溢れるように、ファインピクスAシリーズもフジフィルムの良心を感じるな。


FinepixA345 FinepixA345
 電池を収納する微妙なグリップラインが、案外、効果的なのだ。
 長押しの電源スイッチの操作性はそれなりだが、本カメラの特定な欠点ではない。

FinepixA345 FinepixA345
 インターフェイスデザインは当時の標準的なファインピクスのもの。
 FinePix F401と大して変わらないが、特に不便は無い。「F」ボタンは省略しているが。

FinepixA345 FinepixA345
 光学ファインダーの登載がキュートである。

FinepixA345 FinepixA345
 操作の入力系の主がズーミングを兼ねた変形十字キー。
 このシーソー式のズーミングが慣れないのだが。

FinepixA345
 単三型電池2本使用でそこそこ持つ。
 本カメラのウィークポイントは、やはりxDピクチャーカードだろうな。

 2005年に登場のカメラである。ジャンルは単三型電池2本を使用する廉価デジカメだ。同世代のファインピクスだとファインピクスF10とかファインピクスZ1だ。ファイピクスF10は中核となる位置づけで、パフォーマンスは高かった。光学手振れ補正機構を搭載したルミックス DMC−FX9と近い仕様だった。しかし、手ブレ補正機構などと言う女子供のおもちゃには迎合せず、積極的な感度アップとダイナミクシレンジ、それに画像処理のチューニングで真っ向からの勝負に挑んでいた。商業的な効果はともかく、名機である。ファインピクスF10が600万画素級の撮像素子を搭載していて、本カメラが400万画素級だから、かなり廉価感は強いな。今となっては単三型電池仕様のカメラはイコール廉価カメラかもしれない。しかし、2005年時には一定の存在感があった。典型的な単三が単電池2本仕様の廉価カメラである、ペンタックスのオプティオE70は、本当にコンビニの単三電池で十分な稼働を可能にして、有意義を成立している。同じジャンルでも、パナソニックのルミックスDMC−LZ2のような酷い物もあるが。
 兄弟機はファインピクスA350で、500万画素級。大して違うとも思えないのだが、新品で買うとすれば大いに違ったのだろう。ちょっと調べたのだが、ネットの質問版で真面目に本カメラと比べてA350をお勧めしているのを発見した。もっとも、お勧めするなら取りあえず500万画素級ですよね。後で不十分だと言われるのは嫌だから。しかし、このクラスのカメラを買うかたが、400万画素級だからと言って不満を感じるとは思えないな。A4で印刷なんてしないし、そういう使い方をするなら、ファインピクスでも上位機種を選択しないとねえ。拙僧は、その後の500万画素級のファインピクスA500も使ったけど、本カメラで撮影した画像に不足は感じないな。
 使い心地に不満は無い。保守的だけど、奇天烈な操作系なんてのが上手い具合に成功した試しは無い。一時期のファインピクスは感度設定や「ポジ/ネガモード」に遷移する「Fボタン」を搭載していたのだが、本カメラでは省略しているな。レリーズボタンを押下し、AFユニットが合焦し、記録を開始するまでのレスポンスは悪くない。被写体に当たる光量が不十分だと絵作りがイマイチとか、撮影間隔がダルだとか、至らない点はある。しかし、2005年に実売1.5万円体程度のカメラですからねえ。量販店のセット物や、福袋モノの生い立ちを感じるよな。この好感も嫌悪感も感じず、使い勝手に不満も無いが、特別な思い入れも抱かない本カメラスタイリングは、かなり多くの派生型を生む。拙僧の知る限りでは、手持ちにファインピクスA600があって、これは630万画素級だ。基本的なスタイリングを継承しているが、液晶ビュワーが大きくなって光学ファインダーが無くなった。時代のニーズからして仕方ないな。そもそも、枝番のA345というのが中途半端な気がするが、その後も細かい枝番の刻みで展開した。しかし、そもそもファインピクスA303あたりから始まったシリーズなのだから、採番が半端でも納得かなあ。
                ☆           ☆
 基本的には良いカメラである。フジフィルムのファインピクスというと、独自のハニカム配列の撮像素子が有名である。しかし、ファインピクスAシリーズは最も廉価なクラスであり、通常の画素配列の撮像素子を搭載している。レンズも「EBC」を関しない「フジノン」であるが、パワーバランスは適切なのではないだろうか。日陰だと馬脚を乱すが、当時の廉価クラスのカメラとしては、かなりイイ線だと思うな。本カメラの欠点は、やはりxDピクチャーカードの採用だ。これがSDカードだったら、今でも実用機としてセカンドは無理でもサードは任せられる。
 キヤノンのパワーショットAシリーズと同様に、メーカーであるフジフィルムの良心を感じるファインピクスAシリーズだが、コンパクトデジカメが普通に1000万画素級を超えるようになると無理が出るのだろう。後裔のファインピクスAV100の仕上がりは残念な感じだな。

 では、撮影結果(名古屋散歩編)を見て頂きたい。

(了:2013/9/12)

クラデジカメ系列メニューへ戻る
「意してプラカメ拾う者なし」へ戻る