コダック EasyShare C330について


EasyShareC330
カメラもロクに使ってないようだがプリンタも使用した形跡が全くない

☆ジャンク度☆
ズーミング不良(広角側のみ使用可)
撮影可能


EasyShareC330 EasyShareC330
 こんな感じでプリンタとセットになっていた。


EasyShareC330 EasyShareC330
 単三型電池カメラだが、一応ステーションドックになっている。


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 512MBのSDカードが入っていて、ちょっとラッキー。
 前オーナーは、カメラはひとまず使おうという意思があったようだな。


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 懐かしい形式のインクリボン。
 プリント用紙と共に開封してもいないから、全く稼働していないのだろう。


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 レチナール光学3倍ズームレンズを登載するが、故障なのかズーミングができない。
なので、広角側だけで撮影した。拙僧は困りもしないけどな。


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 電池室が微妙にグリップを形成する。


EasyShareC330 EasyShareC330
 スタイリングはなんの変哲もない単三電池2本仕様のコンパクトデジカメである。

EasyShareC330 EasyShareC330
 モードによってガイドを表示する。
 一応、モダンなカメラの体を表している。


EasyShareC330 EasyShareC330
 このアイコンがコダックの安カメラを踏襲していて興味深い。
 光学ファインダー付き。


EasyShareC330 EasyShareC330
 前述の通りズーミングは作動しない。
 本カメラがロクに稼働した形跡がないのは、その辺が理由なのだろうか。


EasyShareC330
 単三型電池2本で稼働する安カメラである。


 本カメラを購入した時期を良く覚えていない。本カメラはプリンタとセットで発売したもので、なんでもイオングループで29800円で発売したらしい。なんでイオングループなのかよくわからないが、多分、本国でもドラックストアかシアーズのレジの横で199ドルとかで箱済みして売っていたのだろう。拙僧はHオフで500円で確保した。恐らく2011年くらいだ。コダックのカメラに関心もあったのだが、プリンタセットというのが怖いもの見たさで手を出したのだ。
 それでスグに開封したかというとそんなことは無く、3年くらいは寝かしたと思う。なにせ、拙僧のヤードには優先度の高いカメラがあるから、嵩張るプリンタ付きカメラを展開する気にならなかったのだ。それで去年あたりになってやっと開けてみる気になった。開封すると、案の定、殆ど使った形跡がなかった。実際にカメラは512MBのメモリーが刺さっていて使おうという意思を感じるのだが、プリンターはステーションドックもインクリボンもプリント用紙も、殆どのアクセサリーが未開封であった。カメラ本体も光学3倍ズームレンズを搭載しているのだが、どういう訳かズーミング出来なくて広角側だけでしか撮影できない。本カメラはこの種の安カメラとしてはちょっと広角のライカ判換算で34mmから始まる広角ズームレンズを搭載しているので、スナッパーの拙僧としては大して困りもしないが、前オーナーは頭にきただろうな。本来なら返品ものだが、返品不可のバッタ屋で買ったのだろうか。プリンタはロール式のインクリボンを使用した昇華型熱転写方式という頭痛がする程アンティークな構成であり、ランニングコストは凄く高かっただろうし、イオングループは本当に交換インクリボンを用意したのだろうか。恐らくかなり高額になったと思うのだが。ちなみに「EasyShare」というのはカメラとプリンタをPCを介さずに直接プリントをする規格(システム?)であり、日本のカメラも一部採用している。
 プリンタは見てくれだけで使い物にならないが、カメラはズームレンズさえちゃんと動けばそれなりに使える物件である。レチナール銘がちょっと嬉しいがチノン製である。勿論、チノンだからこそカメラは安心できる。プリンタもチノン製とは考え辛いので、ツマンナイ大陸メーカーの物を押し付けられたのだろう。登場は2005年である。撮像素子は400万画素級で単三型電池2本仕様である。当時としても抑え気味のスペックだが充分である。レスポンスもやや遅めだが、2005年当時のカメラとしては、取り立てて欠点という程ではない。写りはシャープで、やや抑え気味になったがコダックらしいメリハリのある発色が楽しめる。AEか撮像素子がプアなのか、光線状態によってダイナミクスレンジが不安定になる場合があるのだが、ラインは概ねシャープでレンズが健闘しているのではないだろうか。拙僧は広角単焦点レンズのカメラとして使ったが、ズーミングが使えないのが惜しい方もいるだろう。残念なのは電源ON/OFFやモード切替でいちいちフラッシュの発光モードが元に戻ってしまって、発光禁止モードに設定し直さなければならない点だ。拙僧のようなスナッパーにとって不用意のフラッシュ発行は致命的なので残念である。
                ☆                 ☆
 ちなみにコダックの公式HPが残っていて「驚くべき性能」等と謳っている。北米人らしい図々しさだ。カメラの出来はズーミングの故障以外は悪くないのだが、今どき(2005年時)ロール式インクリボンの昇華型熱転写方式のプリンターは消費者を舐めているというか、よくそんな生産設備が残っていたものだ。こんなものは拙僧が8bitパソコンであるシャープX−1のプリンタで採用していた方式である。無論、拙僧も1度も使わず速やかに処分場へ運んだ。
 チノンも良く頑張ってカメラを生産していたが、翌年にはコダックブランドの生産はシンガポールの会社に売却されてしまったようだ。そのシンガポールの会社の運用は結局うまくいかなかったらしい。コダックは撮像素子の開発・製造は大したものだがコンシューマ製品については舐めていたんじゃないかな。
 その後、チノンは経営的にも苦しくなって民事再生法の適用となるのだが、なんとエルモからの支援を受けたようだ。8mmシネ時代の縁というのか、世の流れというのは不思議なものである。現在ではDマウントのレンズ交換式デジタルムービーカメラやサウンド系アイテムで復活を果たしている。

 では、撮影結果(知立山車祭り編)をご覧頂きたい。

(了:2014/9/26)

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