カシオ エクシリム EX−Z3000について


EX-Z3000

☆ジャンク度☆
無し
撮影可能


EX-Z3000 EX-Z3000
 ライカ判換算で25〜200mmF3.3〜5.9の光学8倍ズームレンズを登載。
 フィルム時代を知っている人間からすると、ちょっと驚きの万能レンズ。


EX-Z3000 EX-Z3000
 エクシリムも息の長いブランドになったが、スタイリッシュなスタイリングを継承している。


EX-Z3000 EX-Z3000
 基本的にはタッチパネルで操作するのだが、頻繁に使う再生モードへの切り替えボタンを用意している。
 気が利いているなあ。


EX-Z3000 EX-Z3000
 タッチパネル式大型液晶ビュワーを装備。

EX-Z3000
 指でスライドさせてスクロールするスマートな操作系。

EX-Z3000
 バッテリーは比較的新しいタイプのNP−110。


 かなりユニークというかニッチな市場で気を吐くカシオのデジカメだが、本カメラのEX−Zシリーズはカシオのデジカメとしてはスタンダードである。割と似たサイズに、EX−ZR10があるが、あれは曲がりなりにもハイスピードエクシリムであった。本カメラは「R」も関していない普通のエクシリムである。
 とはいえ、ベースとなる仕様は中々のモノである。撮像素子は1600万画素級でライカ判換算で25〜200mmF3.3〜5.9の光学8倍ズームレンズを搭載する。勿論、手ぶれ補正機構付きだ。まさに至れり尽くせりだが、本カメラの最大の特徴は液晶ビュワーにある。液晶ビュワーはタッチパネルになっており、操作系はスマートフォンに似ている。フォーカスポイントを任意で選択できるし、メニューのスライドは指の上下の動きで行い、再生画面の拡大はスマートフォンと全く同じだ。しかし、拙僧が最も評価するのは再生ボタンが独立していることだ。撮影画面の確認は素早く行いたいので、いちいち隠れるメニューをタッチパネルで操作するのは鬱陶しい。しかし、本カメラでは再生ボタンが独立しているので、アクション一発である。自分でロクに撮影しないデザイナーだとタッチパネルのメニューに埋め込んじゃうんだけど、カシオには実際に撮影する方がデザイナーかプロデューサーにいらっしゃるのだろう。
 以前のカシオだったら錦の刀はベストショットだったのだが、本カメラではHDRアートになっている。これはHDRというダイナミクスレンジを拡大して白飛びや黒潰れを軽減する機能なのだが、HDRアートになると更に画像をイラストチックに加工する。拙僧は全く興味がないのだが、そういうニーズもあるのだろう。
 また、デジタルズームデジタルズームで最大127.5倍のズームができるらしいのだが、実用になるのだろうか。但し、本カメラの手ぶれ補正機構はかなり強力で、全くの日陰でもなければ歩きながらのキャンデットフォトでも、まず手ぶれは起きない。旧世代のカメラだと、ISO感度を低くしたいゆえか実用にならないくらいシャッター速度が遅くなったりしたものだが、そんな形跡は全くない。広角25mmは流石に四隅を引っ張るが、解像力が落ちている感じもないな。AEも強力で逆光でも被写体を真っ黒にさせない。
                             ☆                    ☆
 外観はスタイリッシュで薄さは2cmほど。これはパナソニックのDMC−FXシリーズに引けを取らない。かなりよくできたデジカメである。発売は2011年6月で実売が3万円を切っていたようだ。何だか凄いなあ。
 ソニーもパナソニックも、勿論伝統的光学機器メーカーもミラーレス一眼に熱心で、案外オーソドックスなコンパクトデジカメはおろそかなのかもしれないな。もっとも、このパワーで3万円を切っているのだから、儲からないジャンルではある。
 他社には真似できないユニーク路線のカシオだが、本カメラに欠点があるとすれば、カシオらしい跳びぬけたオプションがないので、オーソドックスにまとまっている所だ。
 言い換えると夢中になるような特徴がない。それは欠点とは言えないのだが、コンテンツを綴る都合上は難しくなってしまう。

 では、撮影結果(豊橋鬼祭り編)もご覧頂きたい。


(了:2016/2/16)

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