ULEAD デジタルマルチカムについて


DigitalMultiCam
北米の貧乏人がぎりぎり買えるのが、この種のカメラだ。

☆ジャンク度☆
不具合無し
撮影可能


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 ストラップマウントの位置が極悪。


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 レンズも撮像素子も汎用品か監視カメラの流用だろう。


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 シンプル至極なボディ上部。


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 スタートアップ画面に写る「2。1MegaPixel」が嘘くさい。
 以外に液晶ビュワーの見え具合が人並み。


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 時代的に光学ビュワーを装備。
 今回の撮影では光学ファインダーを多用した。


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 モードダイヤルとシフトボタンを装備。


DigitalMultiCam DigitalMultiCam
 メニューデザインは極めてシンプル。
 漢字とカタカナで構成する文言も怪しい。


DigitalMultiCam DigitalMultiCam
 単三型電池2本を使用。
 記憶メディアはコンパクトフラッシュ。


DigitalMultiCam
 このパッケージのまま、ドラックストアや観光地で並んでいたのだろう。



 本カメラの素性はよく分からない。拙僧が手にしたのは2005年前後で、既に相当な廉価機でも300万画素級だった。拙僧が本カメラを拾い上げたのは130万画素級デジカメがそれなのに使い物になるという事ではなく、英語表記の箱にラッピングされた未使用デジカメが、かつての生活していたカナダのドラッグストアやコスコのレジの横を思い出させたからだ。カナダでの思いはネガティブなものだったが、北米の貧乏人が辛うじて買えるデジカメというのも興味があった。価格はリサイクルショップで1000円だったから、資金運用が困難だった当時でも何とか確保できたのだ。
                  ☆             ☆
 箱には下記の文言が踊っている。

 1280x1024 Pixels
 JPEG Compression
 2xDigital Zoom
 1.5”TFT LCD Display
 Compact Flash Slot
 TV out

 Digital Camera
 Web Cam
 Video Recorder

 FLASH 16MB built−in

 コンパクトフラッシュのスロットを装備するが、オプションを買えるような裕福な連中を相手にしているわけではないから16MBの内蔵メモリを搭載する。電源は当然単三型電池2本である。或いは天安門広場や万里の長城の土産物店でぶら下がっていたのかもしれない。
 パッケージには一切日本語表記がないが、一応、簡単な日本語マニアルが付いてる。基本的には130万画素級デジカメだが、補完処理で1600x1200画素モードを搭載する。起動時に液晶ビュワーに「2.1MegaPixel」の文字が躍るのだが、日本語マニアルには、そんな図々しいことは書いていない。流石、日本人は謙虚だなあ。
 レンズは9.2mmF2.8だが撮像素子のサイズがマニアルに書いてないのでライカ判換算の焦点距離は分からないのだが、ファインダーの画角が53°らしいので50mmよりはちょっと広角のようだ。レンズは監視カメラに使うようなプアなもので、CMOSセンサーの撮像素子も同様だろう。一応、2倍のデジタルズーム機能を搭載するが、その場合画像は640x512画素になる。PC転送用のソフトが保続し、推奨OSが「Windows98」と「WindowsMe」。ツマラナイものをインストールしたくないので確認できないが、どうも付属ソフトは日本語化はされていないようだ。
 意外なことにカメラのメニューは日本語化してあり、漢字も使っている。但しひらがなは使っていなくてカタカナだ。日本語マニアルでも隠していないが、本カメラは勿論中国製で、中国人にとってはひらがなというのは扱いづらいらしい。この種のジョークカメラでは珍しくない。
                  ☆             ☆
 販売は京都にある株式会社ニッセンの通販事業部が行ったようである。新聞や一般紙の通販コーナーで販売していたのかもしれないが、多分、パチンコかスロットの景品コーナーに並んでいたのだろう。この種のカメラが未開封でリサイクルショップで流通する元として、東海地区ではよくあるケースだ。
 本カメラの撮影結果は酷いもので、ハイライトが飛ぶとか色再現がおかしいとかのレベルではなく、被写体が豪快に歪む。これは  NHJ D’zign DZ−338AVOX ADSS−02XSと同様で、撮像素子からメモリに画像データを転送するレートが遅くて、レリーズ後にカメラを動かしてしまうと画像が歪むのだ。なかなか酷い仕様だが、2005年前後では「トイデジカメ」などと称して一定のニーズがあった。とはいえ、ダメカメラなのは疑いようがない。このあたりは簡易デジカメでも日立リビングサプライのi.mega HDC−1のような体裁の整ったカメラは一線を画すところだ。
 本カメラも拾った当時の2005年であれば、それなりの価格帯で処分できたのだろうが、今更それもできない。拙僧の腰が重かったのが悪因なのだが、積極的に使おうと思って拾ったカメラではないしな。そういうカメラが1ダースは残っているのが困ったものだ。
 それでも、本カメラはひとまずコンパクトフラッシュが使えるからいいのだが、RS232Cのシリアルポートを使った内蔵メモリ機を使うのはウンザリする。ひとまず、それに対応したノートPCも待機しているのだが、撮影に動員する積極的なモチベーションがわかないなあ。


 では、撮影結果 をご覧頂きたい。

(了:2016/2/10)

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