ソニー サイバーショット DSC−W170について


DSC-W170
メーカーロゴを隠したらパナソニックにも見えるしエクシリムにも見える。

☆ジャンク度☆
無し
撮影可能


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 ツアイスのズームレンズである。
 ヤシコンもミノルタも本家にご意見を伺った形跡があるのだが、デジカメ時代は全く関与無しにしか見えないな。


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 美しいヘアライン加工。
 しかし、一目で「サイバーショットだ」と思わせるインパクトには欠けるな。


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 案外厚みがあるのだが、スタイリングで感じさせない。
 しかし、メモリースティックDuoをあらためて買うの程の魅力はなあ。


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 今気づいたのだが、「スーパーステディショット」って書いてある。
 ちょっと恥ずかしいなあ。


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 光学ファインンダーの搭載が嬉しい。


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 操作系はオーソドックス。
 つまりソニー色が抑え気味なのだが、それはそれで使い勝手は満足だ。


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 モードダイヤルに連動するアイコンも目新しいものではないなあ。


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 ソニーにしては持ちの悪い「NP−BG1」だが、後裔の「NP−FG1」が存在するらしい。
 困ったのはメモリースティックDuoしか使えないことだ。


 嬉しいのか悲しいのか、自分でも整理できていないのだが、型落ちのデジカメを手に入れ、そのデジカメの素性をネット検索で調べるのだが、そこそこの確率で自分のコンテンツやブログがヒットするのだ。他の方が検索するときもヒットして下さるのかしらと楽観的にも思うのだが、そんなツマラナイ型番をキーワードとして入力するのは拙僧くらいだろうな。それでヒットしたコンテンツが情報源として役に立つかというと、全く役に立たない。想いが熱いのは分かるのだが、情報源としてはせめて何年の登場で、メーカーがアピールしたいポイントくらいは書かないとな。カタログ値がどうであろうと、拙僧は雲天やアーケード街でのスナップ撮影で、AFやAEが満足じゃないと評価しないしな。ニコンやリコーやペンタックスはそれなりに熱く書いてあるのだが、IXYデジタルとかはあっさりである。カシオのエクシリムEX−Zシリーズなんて酷い扱いだ。世の中には中立的な立場でフェアなレビューをポリシーとなさっているブログやコンテンツもあるが、拙僧はフェアな立場でニコンとパナソニックを同列で語るつもりは全くないからな。
 フェアなレビューは感心が無いのだが、時系列的な位置づけは割と関心がある。サイバーショットWシリーズの発祥はサイバーショットDSC−W1ということになるのだろう。2004年に登場の510万画素級デジカメで、特にパワー不足は無い。正確に言うと、「普通のデジカメ」がポリシーだ。なので、DSC−W1の電源は単三型電池2本である。ソニーとしてはめずらしい迎合主義だな。当時のソニーはサイバーショットDSC−TシリーズとかサイバーショットDSC−Pシリーズとかで、相変わらず独自路線で戦争を展開していたのだが、正直言って正規戦では苦戦していた。戦争は奇襲や夜襲ばかりではないからな。なので常識的なスタイリングとしてDSC−W1が興ったのだ。その後のWシリーズは知らない。拙僧の記録ではサイバーショットDSC−W7の時には単三型電池を継承していたが、サイバーショットDSC−W35では専用電池になってしまったな。記録媒体はメモリースティックDuoで、最近になってと頃な価格帯でハードオフに出現するようになったのは、そろそろニーズを失ったのだろう。小容量のメモリを内蔵するので、画像を小さくすれば、メディアを忘れても、数カットは大丈夫だ。  拙僧がサイバーショットを手に入れたのは久しぶりである。それで、サイバーショットDSC−W170の素性を調べようとしたら、DSC−Wシリーズの原点としてヒットしたのが、結局、拙僧が自分で作ったコンテンツなのだ。笑えない話だよなあ。
                ☆                 ☆
 サイバーショットDSC−P50を、兌換価値の割には熱く語ってしまったので、今回はさくっと済まさせていただきたいのだ。登場は2008年4月である。撮像素子は1010万画素級で、バリオテッサー銘のライカ判換算で28〜140mmF3.3〜5.2の光学5倍ズームレンズを組み合わせる。同世代だと、パナソニックのルミックスDMC−FX35やカシオのエクシリムEX−Z1080、フジフィルムのファインピクススF100fdがライバルとなるのだろう。ライカ判換算で25mmの超広角レンズが欲しければルミックスだな。ベストショットや「ファミリー優先認識モード」のようなカメラとしての基本性能よりも、遊び心や使い道に魅力を感じればエクシリムであろう。画像の力強さやカメラとしての総合性能を重視したいのであればファインピクスを強くお勧めする。ファインピクスは1200万画素級と画素数が少々多いが、そんなことは問題にもならない。ライカ判換算で28mmから始まる光学5倍ズームを搭載するファインピクスF100fdは、フジフィルムの本来のお家芸である高感度撮影も満足であり、しかも高レスポンスだ。xDピクチャーカードの制約からも離脱し、SDHCを採用。使い勝手は申し分なし。拙僧はあまり評価しない「顔認識AF」も、ファインピクスF100fdは抜群に合う。それは大勢の人々が集まるビレッジ祭りでも、タフにメインの被写体である子供歌舞伎の十分なヒット率で証明している。そもそものAFやAEもディバージョン900並みに安定的なので、安心して勝沼〜原村間をアクセル全開でOKだ。
 それに比べると、本カメラは不安定なカメラである。レスポンスはかなりもっさりしているし、AFのヒット率も低いな。拙僧のスナップのゲリラ戦では、あまりフェアな評価ではないかもしれない。でも、ルミックスやファインピクスは十分な戦闘が可能なので仕方ないな。撮影時には気づかなかったのだが、本カメラには高感度撮影モードが存在した。それを使えば、もうちょっとは「アーケード街の辻斬り撮影」がマシになった可能性はある。通常モードだと、著しくシャッター速度が遅くなって、使い物にならない。しかし、拙僧が意図的にISO800モードにしても、有意義と言えるほど改善しなかったので、あまり期待できないな。ISO800モードでは画像はノイジーでフォーカスも甘い。もしかしたら、「高画質と高感度」を実現した画像処理エンジンがマイナスのパフォーマンスを発揮しているのかもしれないな。一説によると、本カメラは2万円台の前半で売っていたとも聞く。そんな安カメラなら、使い勝手の悪さは致し方ないか。しかし、2008年のカメラでこの程度のパワーなら、他に選択したがあるだろうな。
 本カメラのオーソドックスなスタイリングは、ソニーも意図的な物だろう。しかし、ヘアライン仕上げの金属外装にスリムボディの組合せは、どうにも他の様々なカメラの意匠と重なるな。拙僧は中立的なフェアな評価をするつもりはないからハッキリ言っちゃうけど、コンセプトにしてデザインにしてもリコーのキャプリオR7じゃないっすか。モードダイヤルに連動するアイコンはファインピクスかニコンのクールピクスS500じゃないっすか。それで記録メディアがスマートメディアDuoなんですよね。ファインピクスF100fdはSDHCカードが使えるのに。それじゃあ、ボディ価格が安くても意義は少ないですよねえ。今でこそ、4GBのメモリースティックDuoのサンディスク製互換モノが1000円台でハードオフで買えるけど、当時はもっと入手が難しかったはず。一時期のオリンパスみたいに、トータルの初期投資は大して安くなくて販売的には苦労したのでは。本カメラがスイーティなのは光学ファインダーを搭載しているのだ。しかし、それでルミックスやファインピクスを押しのけて買おうとは思わないよなあ。
                ☆                 ☆
 ソニーのデジカメの売りの一つがバッテリーである。伝統的にソニーのバッテリーはタフなのだ。だが、本カメラの「インフォリチウムG」は、ソニーのバッテリーとしては稀なくらいにスグに膨らんでダメになってしまう。型番としては「NP−BG1」なのだが、液晶ビュワーをケチらない撮影で1時間100カット未満でエンプティになってしまった。確かに、バッテリーとしては少々クタビレタ個体だが、2008年のデジカメだと不甲斐ないな。どうも、「NP−BG1」の互換性のある新モデルのバッテリー「NP−FG1」があるらしい。それでも、一説によると稼働時間が210分だというし、パナソニックの薄型新モデルやカシオのNP−40と比べると笑っちゃうよな。
 本カメラを最初からペンタックスのオプティオE80よりはスマートな感じと捉えるとお手柔らかになるのかもしれないが、オプティオE80は乾電池で使い物になるしなあ。やっぱり、ソニーは非凡で攻めているデザインじゃないと成り立ちづらいんじゃないかな。

 では、撮影結果(名古屋散歩編)を見て頂きたい。

(了:2013/10/24)

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