ソニー サイバーショット DSC−S75について


DSC-S75

☆ジャンク度☆
無し
撮影可能


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 泣くオヤジも黙るバリオゾナーに当時は高級な300万画素級撮像素子を組み合わせる。

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 弱点はメモリースティック。
 折角のMPEG撮影も、上限128MBでは効果は限定的。

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 効果的なグリップにアクセサリーシューを登載。
 当時としては撮影に対する本気度が高い。


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 トリガー状の電源スイッチ。
 DSC−S70のスライドを保持するタイプよりも、かなりマシになった。

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 当時としては高品質の液晶ビュワー。
 モノクロ液晶パネルも搭載していて、光学ファインダーで撮影も可能だ。

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 液晶ビュワーの下にメニューを並べるのが、当時のサイバーショットの標準的なデザイン。
 当時としては「112分」は誇れる稼働時間である。

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 アンダーバーメニューとプッシュ兼十字キーの操作系は、拙僧個人はあまり好きではない。

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 タフな稼働時間を保証した大型バッテリー「インフォリチウムM」。

 本カメラはサイバーショットDSC−S70の後裔機である。デジカメ大戦初戦から「他社には無いソニーならではユニークな価値観」で市場を獲得したソニーだが、「ハッキリ言って普通のカメラが欲しいんすよ」という貧相なセンスの連中に価値観を合わせて作ったのがDSC−Sシリーズだった。しかし、そこはソニーである。フィルム時代の価値観に縛られたオッサンにもスイートな「ツアイスのバリオゾナー」を組わせて魅了する。しかし、待望の光学ファインダーは搭載したものの、レンズは例の如く端の方に寄っているし、ソニーの押しつげがましさは健全だ。同じDSC−Sシリーズを冠しながらも、廉価機のはずのサイバーショットDSC−S50は光学ファインダーをやめて、当時は珍しかったバリアングル液晶ビュワーにしてしまったしな。それはそれで面白いのだが、ユーザが求めているのは普通のカメラだったのだ。
 その辺りをソニーが反省したのか正確には分からないのだが、本カメラはかなり普通のカメラになっている。登場は2001年4月で21世紀カメラになる。レンズはかなり中央によって、図体のデカさは相変わらずだが、表面の仕上げが「ガジェット好きのおもちゃ」から「それなりの質感のカメラ」に変更になった。ホットシューではないがシューがついている。これはDSC−S70が最長15秒の限定的な動画撮影だったのに対し、128MBのメモリースティックで最長90分の動画が撮影可能になったので、ライトとかマイクとかを増設できるのかもしれないな。
 全体的なレスポンスはそれほど向上したとは思えない。しかし、インターフェイス周りはそこそこ常識的なデザインになった。ジョグダイアルと組み合わせて、使いやすいとまでは言わないけど、不愉快度は減ったな。このあたりはサイバーショットDSC−P1のノウハウをフィードバックしたようだ。撮像素子は300万画素級でライカ判換算34〜102mmF2〜2.5の光学3倍ズームのバリオゾナーを組み合わせる。基本的な構成はDSC−S70と変わっていないようだ。しかし、画像処理系に14ビットA/Dコンバーターを搭載している。イマイチよくわからないのだが、画像処理専用の演算子を搭載しているのだろうか。当時の標準的なA/Dコンバーターが8ビットだったというから、大したことなのだろう。それで同世代のライバルに比べて高レスポンスとは思えないのだが、撮影画像のデリケートな諧調表現は率直に評価していい。
                ☆           ☆
 本カメラはサイバーショットに「ちゃんとしたカメラ」が加わったのが画期的である。
 最近、値の下がった初期のNEX5を本気で買おうと思ったのだが、インターフェイス周りのデザインが気に入らなくて手にして10秒くらいで嫌になった。案外、若い連中もソニーの独自色の強いデザインに付き合いきれないんじゃないかなあ。

 では、撮影結果(三河桜祭り編)もご覧頂きたい。

(了:2014/6/6)

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